中朝関係に異常なし 各側は6カ国協議で一層努力を
第11期全国人民代表大会第1回会議が12日午前10時、人民大会堂で記者会見を開き、外交部の楊潔チ部長は、中国の外交政策と対外関係を紹介し、内外記者からの質問に答えた。
韓国聯合ニュース記者:6カ国協議の米首席代表のヒル国務次官補は、スイスのジュネーブで13日、朝鮮代表の金桂冠(キムゲグァン)外務次官と、朝鮮の核計画申告をめぐる会談を予定している。中国は、1972年に米中両国が結んだ「上海コミュニケ」を参考して問題解決案を提示したとされているが、この案について、中国と朝鮮の間には相違があり、ひいては中朝関係には「不穏な空気」が流れていると一部の外交専門家たちは見ているが、これについてどう理解すればよいのだろうか。また6カ国協議への見通しはどうなっているのか。
楊潔チ:中朝関係は正常で、私には異常という感じは受けていない。
私たちは、ヒル国務次官補と金桂冠外務次官がともに努力し、この会談が米朝関係の改善につながり、6カ国協議の推進に役立つことを望んでいる。6カ国協議の推進について中国は、各方面が根気よく、新しい考え方を示し、決着点を探り、共同声明の第2段階の作業が効率的に実施されるようにすべきだと考えている。今こそ各方面が一層の努力を払う時期だ。中国も、朝鮮半島非核化の実現、同半島の平和と安定の維持、ひいては東北アジアの調和的発展に、自らの建設的な役割を積極的に発揮する。
「チャイナネット」2008年3月12日