大衆のお金で大衆のために利益をはかる
3月18日午前、第11期全国人民代表大会第1回会議の閉会後、温家宝総理は人民大会堂で記者会見に応じた。
中央人民放送局記者:今回の国務院機構改革は1982年以来6回目のもので、全人代はすでにこの改革案を認可した。政府はこれからどのようにしてこの改革案を実施するのか、地方政府を含む政府はどのようにみずからの整備を強化し、サービス型政府をつくるのか。
――政府及びすべての機構は人民に属するもので、憲法と法律を順守することは政府の根本的原則であり、政府の任務は人々の自由、財産、安全を確保することである。われわれの言うところの公共サービスとは、人々の根本的利益に奉仕することで、われわれは経済の調節、市場の監督管理を強化すると同時に社会の管理と公共サービスをさらに重視することである。
政府の活動をガラス張りの中で行うには公開と透明が必要である。政府は末端で暮らしている大衆の状況をよく知ってこそ進歩が可能なのである。人民大衆が政府活動の実情を知ってこそ政府に有力なサポートと合理的な批評をおこなうことが出来る。私とご在席の皆さんもご承知のように、人民大衆を心の中に置いてこそ、人民大衆はあなたに政権をなかせるようになる。
公共財政を取り上げるならば、われわれは財政体制の改革を進めており、公共財政の構造をさらに調整し、経済発展パターンの転換を促し、民生と生態環境をさらに改善していかなければならない。
一つの国の財政は起伏のあるものである。それを通して経済の発展が読み取れるばかりか、社会の構造と正義、公平なども読み取れるのである。
「チャイナネット」2008/03/18