胡主席、中日経済貿易協力の発展に4提案(1)
日本を公式訪問中の胡錦濤国家主席は7日東京で、日本経団連など経済5団体が共催する歓迎昼食会に出席し、「チャンスを共有し、ともに発展する」と題するスピーチを行った。胡主席は次のように述べた。
中日経済貿易協力を不断に拡大し、深化させることは、両国と両国民の根本的利益に合致するとともに、中日の戦略的互恵関係の全面的な深化に向けた必然的要求でもある。当今の国際情勢の下、両国経済界は戦略的な高みと長期的な角度から問題を考えるべきで、有利なチャンスをしっかりとらえ、協力の分野とルートを絶えず開拓し、中日経済貿易協力をより高い発展段階へ推し進めなくてはならない。
長期にわたり、日本経済界は一貫して中日友好関係を保護し、推進する重要なパワーであり、両国関係の改善や発展のために重要な役割を担ってきた。1972年に両国の国交正常化が実現して以来、両国の経済貿易協力は空前絶後の発展を遂げ、全方位的で多分野にわたる多層的な好局面を形成してきた。両国経済は相互に依存しあい、お互いがお互いにとって最も重要な経済貿易パートナーの一つである。中国は日本にとり最も急速に成長する輸出市場であり、日本は中国にとり一番目の外資由来国であり、両国の経済貿易協力の大きな成果は、両国それぞれの発展にとって重要な貢献をしている。
未来を展望すると、中日経済はそれぞれの優位点を相互に補い合い、経済貿易協力が大きく発展することが予想される。中国経済が急成長を維持することは、13億の中国国民に恩恵を与えるだけでなく、日本を含む協力パートナー各国により多くのビジネスチャンスをもたらし、中日経済貿易協力により大きな可能性を開くものとなる。中国はしっかりとぶれずに改革開放を推し進め、世界貿易機関(WTO)加盟時の承諾事項を忠実に守り、より大きな範囲、より広い分野、より高いレベルで国際的な経済技術協力・競争に参与し、中日経済貿易協力のためにより有利な条件を作っていく。中日経済貿易協力メカニズムを絶えず改善し、両国経済トップの対話メカニズムを絶えず改善し、中日経済貿易協力により力強い保証を提供する。東アジアでの協力が加速的に推進され、地域的な各種の協力メカニズムが勢いよく発展し、今後の展望が明るいことは、中日経済貿易協力により大きな舞台を提供するものだ。
「人民網日本語版」 2008年5月8日
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