中日首脳共同記者会見(2)
▽胡主席
東中国海ガス田の共同開発問題について)
両国の外交当局が両国指導者間の共通認識に基づいて、突っ込んだ協議を行い、重要な進展を得て、すでに問題解決の展望は見えてきています。私は、これを嬉しく思っています。私たちは協議を継続し、これに拍車をかけ、できるだけ早く合意に至ることで一致しました。
(ギョーザ問題について)
中国政府は食品の安全を高度に重視し、国民の健康を高度に重視しています。中国の関係当局はこの事件に対し、真剣で踏み込んだ調査を行いました。調査の状況について、中国の関係当局は、日本側の関係当局とすでに迅速な意思疎通を行いました。両国の関係当局は調査を継続し、特に協力を強化し、できるだけ早く事実の真相を解明していきます。
(中央政府とダライ側との接触について)
中国中央政府の関係当局の担当者が先日、ダライ・ラマの私的代表と接触、協議しました。次の接触も適切な時期に行われます。私たちは、ダライ側との接触、話し合いに、厳粛かつ真剣に臨んでいます。私たちはダライ側が実際の行動によって誠意を示し、祖国分裂活動を真に停止し、暴力活動の画策や煽動を停止し、北京五輪への破壊活動を停止して、次の話し合いに向けた環境を整えることを希望します。私たちは、接触が積極的な成果を上げることを希望しています。
▽福田首相
福田首相は、首脳会談で達成された共通認識を積極的に評価し、「中国側と共に努力し、積極的な措置を講じて、これらの共通認識を実行に移し、戦略的互恵関係を包括的に推進していきます」と表明した。北京五輪については「北京五輪は中国にとっても、世界にとっても重大な意義があります。日本側は北京五輪の円満な成功を心より願っています」と述べた。
「人民網日本語版」 2008年5月8日
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