胡錦濤主席が早稲田大学で講演
中国の胡錦濤国家主席は8日、早稲田大学で特別講演を行い、次のように指摘した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中日関係はまさに新たな歴史的スタート地点に立ち、さらなる発展に向けた新たなチャンスを迎えている。中国側は日本側と共に努力し、戦略的互恵関係の包括的な発展という新たな局面を切り開いていきたい。2千年以上の長きにわたって続いている中日両国の民間友好交流は世界でも稀にみるものといえる。この長い歴史の過程で、両国の人々は互いに学び、見習い、交流することで自国の発展や進歩を促し、東アジア文明や世界文明の宝を豊かにしてきた。歴史は最も哲理に富む教科書だ。わたしたちが歴史をしっかりと心に刻もうと強調するのは、憎しみを引きずるためではなく、歴史を直視し、未来に目を向け、平和を愛し、それを守ることで、両国の人々が世々代々に友好を引継ぎ、各国の人々が恒久的な平和を享受するためだ。
「人民網日本語版」 2008年5月8日
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