四川大地震の死亡者数1万人を超えた

 

中国西部の四川省汶川県の大地震によって、13日午前8時までに、四川や甘粛、陝西、雲南、山西、貴州、湖北、重慶など8の省と市の死者の数は1万1千人を超えました。

 

四川省汶川県で12日午後2時28分ごろマグニチュード7.8の地震が発生した後、胡錦涛国家主席は直ちに重要な指示を出し、負傷者を素早く救助し、被災地の人々の生命の安全を保障するよう要求しました。また、中国共産党中央政治局委員会はこの日の夜、会議を開き、負傷者の救助に全力を上げ、最大の努力を払って、地震による損失を最小限に抑えることを求めました。

 

国務院は温家宝首相を責任者とする対策本部を設置しました。温家宝首相は現在、被災地で自ら救助活動を指揮しています。

 

 

温家宝首相は13日午前、「四川大地震は重大な自然災害である。政府は最大の努力を払って、人的物的な救助活動を行う」と述べました。

 

中国財政省はこの日、救助活動に8億6000万元の資金を緊急に拠出することを発表しました。

 

しかし、地震で交通と通信が中断した上に、悪天候が続いているため、救援活動に困難をもたらしています。これについて、温家宝首相は、「13日の深夜までに、震源地に通じる道を開通させなければならない」と強調しました。

 

 

現在、中国人民解放軍と武装警察約1万7000人がすでに救援活動に参加しているほか、3万4000人の兵士も鉄道や空路を通じて被災地へ向かっています。13日午前7時までに1800人余りを救出しました。

 

現在、被災地の発電設備はほぼ安定し、鉄道の輸送や成都国際空港の使用が再開されました。

 

今のところ、地震によって外国人が死傷したという報告はありません。

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2008年5月13日

 

 

 
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