日本政府、四川大地震の救援に力を尽くすと表明
5月16日午前3時に成都に到着した中国が受け入れた最初の国外救援隊ーー日本国際救援隊
日本の高村正彦外相は13日夜、日本政府はすでに中国側に合わせて5億円分の緊急救援資金と物資を提供することを決定したことを明らかにした。外務省の薮中三十二次官は同日、中国の崔天凱駐日大使と会見し、「日本政府は最大の努力を尽くして、中国の地震災害救援活動を支援する」と語った。『中国青年報』が伝えた。
日本の各方面は、12日に発生した四川大地震に高い関心を示している。地震発生当日、福田康夫首相は、必要であれば日本政府はできるだけの支援を行う用意があると、日本駐中国大使館を通して胡錦涛国家主席と温家宝総理あてにメッセージを送った。天皇陛下も13日に胡錦涛国家主席に電報を送り、四川省の大地震へお見舞いの意を表した。
同日の閣僚会議では、特に四川大地震への対応として、ヘリコプターや専門医療チーム、国際救援隊の派遣、緊急救援物資の提供などが検討された。緊急救援物資はシンガポールに設置されている国際協力機構(JICA)の備蓄倉庫から輸送され、そのうち毛布やテント、発電機、薬品や医療用品などが含まれている。外務省はすでにJICAと連絡を取っており、地震災害の状況に応じて緊急支援の規模を調整するとしている。 中国駐日大使館の崔天凱大使に義援金を手渡す日本の与党公明党の太田昭宏党首(左から三番目) 公明党の太田昭宏党首は13日に中国駐日大使館を訪れ、党員から集めた義援金50万円を崔天凱大使に手渡し、四川大地震の犠牲者やその家族に対して哀悼とお見舞いの意を伝え、義捐金が災害救助や災害後の再建にささやかながら役に立つよう望んでいると述べた。
自民党の二階俊博総務会長は、国家公安委員会委員長兼防災大臣の泉信也氏に依頼し、「二階派」所属議員を代表して崔天凱大使に20万円の義援金を手渡した。泉信也氏は日本側は自らの知識と経験を生かして、中国の防災能力増強をサポートしたいと語った。
また日本の大手スーパーであるイオングループの長岡田卓也名誉会も13日に中国大使館を訪れ、1000万円の義捐金を渡した。また5月14日から6月1日には、グループ所属の各店舗で募金活動を行い、イオングループも集まった義捐金と同額を中国側に送るとしている。資生堂や東京都、東京都港区、杉並区、中央区なども、駐日本中国大使館の募金専用口座に義捐金を寄付した。
崔天凱大使は、日本の各方面がこれほど早く援助の手を差し伸べてくれたことにとても感動しており、駐日本中国大使館はできるだけ早く義捐金を国内の関係部門に渡し、日本国民の被災地域住民への深い友情を伝えると話した。そして被災地域の住民は、中国政府の強力な指導や、日本国民を含めた国際社会、海外華人や華僑、留学生の支援を得て、必ず災害との戦いで最終的に勝利すると信じていると語った。
「チャイナネット」2008年5月16日
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