国際慣習によりマグニチュードを修正

 

中国地震局は5月18日、地震に対するパラメーターのより詳細な測定の結果、四川大地震のマグニチュード(M)をM7.8からM8.0に修正した。同局の専門家によると、マグニチュードの修正は国際慣習によって行われる極めて厳粛かつ科学的な作業で、データに基づき結論を出すことがキーポイントという。

 

5月12日の四川大地震発生後、中国地震台ネットワークセンター(CENC)は、国家地震台ネットワークのリアルタイム観測データにもとづき、地震の強さをM7.8と速報した。地震専門家は、国際慣習により、世界各地の地震ネットワークのさらに多くの資料にもとづき、今回の地震に対するパラメーターのより詳しい測定を行い、M8.0に修正した。

 

専門家は、過去に多くのマグニチュード修正の例があったと指摘する。例えば、2004年末に発生したインド洋津波では、最初はM8.5と発表されたが、その後2回修正され、最終的にはM9以上と確定された。

 

大まかな統計データによると、今回の地震の震度は最大11、被害がひときわ深刻だった地域は10平方キロメートルを上回った。

 

「人民網日本語版」 2008年5月19日

 

 

 
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