四川江油市の避難所の様子(2)

 

▽被災者の食事、救助スタッフより上等

 

震災による被災者の食事はどうだろう?見てみると、震災救助指揮部の業務員よりも、良いものを食べているようだ。5月17日、震災救助指揮部の晩御飯は、粥とジャガイモの千切り炒めだったが、避難所の中では、粥と肉ジャガが出された。

 

北川県桂渓郷謂溝村の張興生さんは、「ここでは毎日、暖かい食事にありつける。昼御飯は夜よりもよかった」という。その日の昼御飯は、粥ではなく白い御飯で、昆布と豚のヒズメが入ったスープ、野菜炒めが出された。

 

飲料水も問題なく、毎日、ペットボトルの水が配られる。生活用水は建設現場の地下水を使うことができる。避難所から約30m離れたところには、清潔な簡易式トイレが備えられている。

 

▽被災者は自己管理を

 

江油市政府は、被災者の管理のために、出身村ごとに、この避難所を6区に分け、各区には責任者1名、衛生員1名、安全員1名を指名し、各区の環境衛生や生活秩序の管理をさせていく予定だ。

 

江油市民政局幹部の塗徳林さんは「被災者の自己管理を要求する」と述べている。

 

この避難所では、みな、食べ物のカスなどのゴミを、端においてあるゴミ箱にきちんと入れ、清潔を保っている。

 

この避難所は、毎日午前10時から午後5時まで、ボランティアにより、公共エリアの消毒が行われている。

 

「人民網日本語版」 2008年5月19日

 

 

 
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