四川大地震募金活動、日本の国民が積極的に参加

 

「日本僑報社」の中国語学習サークル「星期日漢語角」が、5月18日に第40回の交流会を行い、「四川被災地域の人々に愛を捧げる」をテーマに、チャリティー・バザーを行い、東京の池袋駅前で募金活動をして、中国の地震災害救助への支援を呼びかけた。

 

 

四川大地震が発生してから、日本国内での募金額は急速に増えている。華僑や華人が行った募金活動には多くの日本人が参加し、「何もせず傍観することはできない」と、多くの募金と励ましの言葉をおくっている。反響の大きさに組織側も驚いているほどだ。

 

共同通信も、東京都豊島区の「星期日漢語角」が18日に東京の池袋駅前で募金活動を行ない、多くの買い物客が足を止めたと報じている。

 

埼玉県戸田市に住む会社員の安藤研志さん(42歳)は、「日本は地震の多い国で、私たちは被災者たちの気持ちを察することができます。どうか私たちの気持ちを被災者に伝えてほしい」と話す。

 

ある60歳の女性は数万円を寄付した。「被災者たちにがんばってほしい。もっと多く寄付したかったが、これが私ができる精一杯の額です」と、寄付した額はこの女性の毎月の年金の半分に相当する。

 

「星期日漢語角」を主催する「日本僑報社」の段躍中編集長(50歳)も、「このような状況は初めて」と驚く。

 

各地の募金活動への関心はかつてなく高まっており、東京の日本新華僑華人会に集まった金額は、地震発生4日目に1000万円(人民元換算で約67万元)に達し、大阪にある西日本新華僑華人連合会も同日までに約500万円の募金が寄せられた。

 

日本新華僑華人会が中国の雪害の時に行った募金活動では、10日間で約400万円が寄せられた。「日本の国民は中国大地震に格別な関心を寄せている。事務所の2台の電話が鳴り続けており、対応しきれないほどの状態だ」と同会の許革事務所長は言う。

 

「チャイナネット」 2008年5月21日

 

 

 
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