温家宝総理、被災地北川県を再び視察
国務院地震災害救助総指揮部の総指揮を務める温家宝総理(中国共産党中央政治局常務委員)は22日午後、四川大地震の被災地に特別機で再び赴き、被災地の住民や救助活動を続ける解放軍・武装警察・公安警察・医療スタッフを慰問し、救助活動の指揮を取った。
四川大地震の発生した12日、温総理はただちに被災地に向かい、救助活動を指揮した。被災地から北京に戻った16日以降も、多くの総指揮部会議を北京で開催し、救助活動のより一層の手配を続けてきた。
総指揮部による指示はきちんと実行されているだろうか。震災被害を受けた人々、特に北川周辺の状況はどうか。地震でせき止められた30カ所余りの地震湖は大丈夫か。温総理は被災地の状況をずっと心配していた。
温総理は22日午後5時10分ごろ、回良玉副総理や馬凱国務委員やその他の総指揮部メンバーと共に綿陽空港に着くと、ヘリコプターに乗り換えてただちに北川県に向かった。唐家山の地震湖や避難準備をする禹里郷の人々を視察した後、震災被害の大きい北川県中心地に赴き、被災状況を確認した。
北川県禹里郷では、家族を失ったある女性が温総理を見て泣き出した。温総理は話を聞いてこう言った。「(震災で)多くの人が身内を失った。その悲しみはとても大きい。しかし我々は悲しみを力に変え、故郷をもう一度建て直さなければならない。新しい北川を建て直すことこそ、なくなった人にとっての最大の慰めだ」。
写真:深刻な被害を受けた北川県で22日、県中心部を見下ろす高台に立つ温総理。「我々は新しい北川を再び作り出さなければならない」と地元幹部を励ました。
「人民網日本語版」 2008年5月23日
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