「世界環境デー」の6月5日に中国の環境保護部は、「グリーンオリンピックと環境友好型社会」というテーマとロゴマークを発表し、「グリーンオリンピックの開催、省エネと排出量削減の促進、生態文明の提唱、環境友好型社会の建設」というコンセプトを伝えた。
今年の国連環境計画(UNEP)のテーマは、「従来の考えを変え、低炭素経済を押し広める」だ。中国はこのテーマに呼応し、グリーンオリンピックを開催する決心や行動力を示すために、「グリーンオリンピックと環境友好型社会」を今年のテーマにした。そして「グリーンオリンピック」と「生態文明」をPRして、全国民が環境保護に参加するよう提唱している。
北京は2001年に2008年のオリンピックが決まった時、「第29回オリンピックをグリーンオリンピックする」と世界に誓った。そして北京はこの7年、緑化や美化に全力を挙げ、今でも「グリーンオリンピック計画」は継続して実施されている。
また数十万の小学生が「グリーン天使」のイベントを繰り広げ、「義務植樹活動」には大勢の人たちが参加するようになった。こうした動きは、全国民の環境保護に対する意識が日増しに高まっている表れだ。
中国は、グリーンオリンピックや省エネ・排出削減目標をめぐって、先進的な新エネルギー自動車やグリーンエネルギー、高効率な省エネ、環境保護に関する新技術、新製品を広い範囲で用い、北京オリンピックの期間もその重要な役割が発揮される。
環境保護部は5日に、「2007年度中国環境状況公報」と汚染物排出量削減の状況を発表した。そして「環境友好型社会」の環境知識を競い合う大会を開催し、省エネ・排出量削減の政策や効果などをPRすることにしている。
「世界環境デー」のロゴマークは、伝統的な書道の技法を用い、地球やオリンピックの五輪などをモチーフにして、「グリーンオリンピックと環境友好型社会」のテーマを表現している。
「チャイナネット」 2008年6月5日
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