甘粛省、支援物資管理に厳しい監督・検査制度を実施
震災救助のための寄付金・支援物資の管理・使用状況の特別監督・検査作業がこのほど、甘粛省の紀律検査委員会や監察庁などの部門によって開始された。関連部門の組織した監督・検査チームが現在、甘粛省の隴南・甘南・天水などに赴き、監督・検査作業を始めている。帳簿チェック・実地調査・戸別訪問などを通じて、被災地で緊急に必要となっている物資の利用と救助活動の展開に問題がないか調べる。
甘粛省紀律検査委員会によると、寄付金・支援物資の受け取り・管理・使用の過程で発見された全ての紀律・法律の違反行為には厳しい処置が行われる。事態の深刻な場合には党紀行政紀律違反として処理し、刑法に違反するものは司法機関へ送検される。
甘粛省で最も被害の大きかった隴南市碧口鎮では3日、被災者が鎮政府に集まり、列を作って救助物資の配給を受けていた。この日配給されたのは米と小麦粉が1人4.5キロずつ。物資の配給にあたっては、受け取る住民が名簿にサインするシステムが取られていた。
碧口鎮で配給を担当する職員によると、同鎮が所属する文県は管轄地域の救助物資を統一管理している。県民政部門が各鎮・郷の被災状況に応じて各地に救助物資を割り当てる。救助物資の配給にあたっては、援助物資ごとに名簿を作るなど厳格な受け取り管理制度を実施。各鎮・郷の関連部門は、不定期の監督・検査を実施するほか、検査・監督部門の監査を受けなければならない。
「人民網日本語版」 2008年6月5日
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