四川大地震、復興・再建に関する条例が公布

国務院の温家宝・総理は8日、第526号国務院令に署名し、四川大地震による震災後の復興・再建に関する条例を発表、同日より施行された。地方の震災復興・再建に対する特別条例は中国初の制定で、震災復興に法制化を取り入れていくことになった。

同条例では震災後の復興・再建に関する、人間本位・合理的な計画・統合計画の両立・段階的な実施・自力更生・国の支援・社会扶助などの方針や原則が規定された。

さらに、関連部門は復興再建への監督・管理を強化し、同条例には「違反者」の法的な責任について明記。県クラス以上の人民政府は管轄下の人民政府への監督・検査を強化。政府は定期的に復興資金や支援物資の出所や数量、支給状況、使用状況を発表し、社会の監督を受けることとした。また、監査機関は復興資金や支援物資の調達や分配、発給、使用、効果の全過程を追跡し、定期的にその使用状況を発表するとともに、検査後の最終結果を公開するよう規定した。

※ ブン川のブンはさんずいに「文」

｢人民網日本語版｣　2008年6月10日