1千人以上の地震孤児の行く先は?
民政部関連責任者によると、9日現在、既に確定、あるいは確認待ちとなっている被災地孤児の数は計1019人に上っている。同部と四川省人民政府は共同研究を実施、国家発展改革委員会(発改委)、教育部、財政部の承認の下、「ブン川大地震四川省『三孤(児童、高齢者、身体障害者)』人員救助保護に関する意見」をまとめ、下記の7通りの保護方法を規定した。
▽親族保護
親族優先の原則を堅持し、孤児の引き取りについてはまず保護観察能力を有する親族の申し出を優先、ただし引き取りの意志はあるものの、生活が困難で、扶養能力が不足していると判断された場合、必要な生活保障が支給される。
▽家庭内保護
法に基づいた孤児引き取りを堅持、条件に適合した家庭への孤児引き取りをすみやかに進める。被災した子供を有する家庭のうち孤児引き取りの意志があるものについては、優先的に引き取り先とする。10歳以上の孤児引き取りの場合は、本人の同意を必要とする。
▽家庭内寄宿
家庭内保護が受けられない孤児については、家庭内寄宿により家庭生活を体験させる。
▽模擬家庭養育
公募の結果条件に適合した引き取り可能家庭について、集中的、あるいは分散形式により家庭風施設で孤児養育を行う。
▽集中養育
四川省内被災地およびその他地域における条件が比較的良好な児童福利施設を利用し、孤児保護を行う。
▽学校寄宿
現在小中高校に通う孤児については、本人らの意志に基づき、極力従来在籍の学校あるいは国内その他の条件が比較的良好な学校で学業を修了する。
▽社会援助
各社会の心ある名士については、資金的援助、ボランティアサービスの提供などの方式を通じ、一定あるいは不特定多数、また定期的あるいは不定期に、1人あるいは複数の孤児に対して資金的援助あるいはサービスを提供することができる。
「人民網日本語版」 2008年6月11日
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