中国では、インターネット上の著作権侵害、とりわけ北京オリンピックとその関連活動の不法な中継を重点として、先週から各地で取り締まりを展開しています。
この取り締まり活動は、中国国家版権局や中国公安省、工業・情報化省が共同で実施するもので、10月中旬まで行う予定です。活動の重点について中国国家版権局の許超氏は、次のように紹介しました。
「重点の一つは、著作権に侵害した大きな案件、とくに刑法を犯した場合、刑事責任を追及することである。もう一つは、インターネット上でオリンピックを不法に中継する行為を取り締まることである」
許超氏によりますと、この活動では、主に動画を配信するウェブサイトを対象に著作権の侵害を取り締まるということです。国家版権局は、各地の著作権管理機関に対し、内容量の大きいウェブサイトや、音楽・映画などを専門的に配信するウェブサイトに掲載の権限があるかどうかをチェックするよう求めています。
許超氏は、また「最近、動画サイトの著作権侵害問題はとくに深刻で、北京オリンピックの期間に不法な中継などが増える恐れがある」と指摘し、その対策についてこう述べました。
「国家版権局としては、オリンピック放送の安全に全力を尽くす。テレビやラジオなど従来のメディアだけでなく、新しいメディア、特にインターネットや携帯電話などに関しても、放送の安全を確保する」
許超氏によりますと、「オリンピック憲章」や、中国政府と国際オリンピック委員会が結んだ協定、中国著作権法および「オリンピックマーク保護条例」の規定では、許可なくインターネットでオリンピックを中継する行為は不法で、今回の取り締まり活動の対象となるということです。現在、中国のインターネット利用者には、ブログや掲示板などで自ら撮影した動画を掲載する人が多いですが、北京オリンピックや聖火リレーを撮影し、その映像を許可なくインターネット上に掲載することは違法となります。したがって、今回の活動では、企業・個人を問わず、不法な行為があった場合、著作権侵害の度合いによってウェブサイトの閉鎖や刑事責任の追及などの処罰を受けるということです。
「中国国際放送局 日本語部」より 2008年6月17日
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