外交部の姜瑜報道官は17日の定例会見で、「私たちは北京五輪にクリーンで美しい環境を提供する自信がある。心配は不要だ」と表明した。
――オーストラリア陸上競技協会は、北京の大気汚染が選手の健康にマイナスであることを理由の1つに、北京五輪開幕式への陸上選手団の不参加を表明した。これをどう受け止めるか。オーストラリアの反応は過敏だと思うか。
オリンピックは世界諸国民のスポーツの祭典であり、各国のスポーツ選手はみなオリンピックの到来を熱く待ち望んでいる。私たちは各国の選手が北京で競技に参加し、その競技レベルを披露することを歓迎するとともに、彼らが良い成績を上げることを祈っている。中国は国際社会に対するオリンピックの約束を断固守り、あらゆる努力を払って、四川大地震がもたらした困難を克服し、引き続き準備作業をこなし、主催者の責を果たし、オリンピックを成功させるだろう。
あなたが言及した具体的な問題、例えば環境問題について、中国政府は多くの努力を払い、多くの措置を講じてきた。簡単に紹介したい。北京市政府はエコ五輪の理念の実現に力を入れ、都市の環境整備を強化してきた。すでに13段階、200余りの措置を相次いで講じ、著しい成果を上げた。私たちは五輪開催期間の環境問題を強く重視し、引き続き効果的な措置を講じ、北京とその周辺の環境保護活動を強化しているところだ。五輪開催期間は一時的な排出停止・規制・削減措置も講じ、さらに汚染対策を強化する。五輪開催期間、北京の主要な大気汚染物資の指標は国の基準、または世界保健機関(WHO)の指導値を満たすことができると信じている。私たちには、北京五輪にクリーンで美しい環境を提供する自信がある。
「人民網日本語版」 2008年6月19日
|