五輪ボランティアを務める北京大学の劉郷蔭さんは18日午前、国家信訪局から転送された一通の特別な手紙を受け取った。「情熱と真心のこもった優秀な活動を通じて中国のために尊厳と友情を勝ち取ってください」。温家宝総理が五輪ボランティアに向けて書いた直筆の手紙だった。「京華時報」が伝えた。
劉さんは同大学光華管理学院に通う修士課程生。北京大体育館の観客サービス担当を務める彼女は、年下の本科生のボランティアたちが苦労をいとわず無私の奉仕に励む姿に感動し、記念になるような特別な励ましをすることができないか考えていた。劉さんが5月29日、五輪ボランティアに向けて言葉を送ってもらえないかという手紙を温家宝総理に送ったのはそのためだ。「総理が普通のボランティアのこんな小さな頼みを本当に聞いてくれるとは思わなかった。しかもこんな短期間で返信がくるなんて驚きです。総理に手紙を書いたのはボランティアグループの下級生たちを励ましたかったから。温総理の励ましで、ボランティア活動への気持ちがもっと強くなり、活動ももっと楽しくなると思います」。
「人民網日本語版」 2008年6月19日
|