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北京市で土木工事が停止へ 五輪環境対策


 北京市環境保護局は15日、五輪に向けた大気汚染対策に関する通達を出し、全市の工事現場で7月20日から土木工事とコンクリート工事を停止すると発表した。

▽すべての工事現場で土木工事を停止

市建設委員会は五輪・パラリンピック開催中の施工停止などをすでに手配した。土木工事が未完了であったり、安全対策や洪水対策ができていないプロジェクトについては7月20日より、一切建設を許可しない。

北京にある工事現場の土木工事やコンクリート工事については7月1日より、大部分を事前に停止していき、7月20日には全面停止とする。市内にあるコンクリート攪拌場150カ所余りのうち、緊急対応用に5カ所だけ保留し、その他はすべて操業を停止する。

▽操業を削減・停止する企業に汚染排出費を減免

環境保護局汚染抑制処の仲良喜・処長によると、北京市の重汚染企業150社余りが五輪開催中に操業を一時停止し、首鋼・京能・高井・国華など大手工業メーカーは生産を大幅に削減する。首鋼は生産を約70%削減する見通し。

操業を一時停止する企業に対し、環境保護局は五輪開催中の汚染排出費を免除する。生産を削減する企業に対しては、市環境保護部門が削減幅とその効果に照らし推計を取り、最終的に相応の汚染排出費用を減額する。五輪終了後、すぐに減免作業に取り掛かり、その内容は一般公開される予定。

 

「人民網日本語版」2008年7月16日

 

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