中国語――悠久の歴史を有する神秘的な多次元の都市

インテリジェンスプロジェクトのエコロジーモデル

顧曰国 現在、中国社会科学院言語研究所研究員、当代言語学研究室主任、「当代言語学」誌編集長を務めており、北京外国語大学学長補佐、ネットワーク教育学院常務副院長を兼任。

中国語は、文字として三千四百年にわたって書かれてきた歴史がある。今日、ラジオ、テレビ、携帯電話、インターネットなどのメディアにおいても中国語は広く応用されている。この発表の研究方法はエコロジーモデルと呼ぶことができるもので、古代中国語、現代中国語を問わず、効果的なモデルとなる。四つの言語を「SD式意味処理モデル」によって、地面SD（LBSD）、空中SD（ABSD）、ウェブSD(WBSD)、書面SD(WWSD)の四つに区分することができる。地面SD方式がもっとも古く、もっとも長い時間存在している。書面SD、空中SDと続き、ウェブSDの歴史がもっとも短い。この四つのSD意味処理モデル方式は、中国語言語及び中国文化全体の発展に重要な役割を果たした。この研究の基礎を基礎に、ひとつの言語を研究するには、まずその中で体験しなければならない。哲学の視点からみて、この信念は社会現象学、とくにシュッツの社会現象学に源を発する。また、「言語は古い都市に見立てることができる。その中は迷宮のように、狭い小道と広場が広がり、新しい家、古い家があり、さらにさまざまな時期に増築に増築を重ねてきた家があり･･･」と書き残したヴィトゲンシュタインの思想も関連がないわけではない。

このようなエコロジーモデルはまた機械翻訳及び通訳などインテリジェンスプロジェクトのモデルともなりえる。

人民中国インターネット版　2008年7月17日