北京五輪の競技が8月6日、天津、瀋陽、秦皇島の各会場で行われた女子サッカーの1次リーグ6試合で開幕した。E組の中国は2対1でスウェーデンに勝利。G組の日本は秦皇島でニュージーランドと対戦、2対2で引き分けた。
天津オリンピックセンターのスタジアム「水滴」では午後5時、E組のカナダ対アルゼンチン戦がスタート。7時45分からは中国対スウェーデン戦が行われた。
天津市は北京五輪の協力都市の一つとして、サッカーの試合が12試合行われる。「水滴」は北京五輪のサッカー競技のために建設されたスタジアム。6万人の観衆を収容することができ、外観が水滴に似ているところから、「水滴」という愛称が付けられた。
北京五輪の開幕戦ということで、「水滴」での試合は注目を集めた。試合開始までまだ3時間以上もあるというのに、「水滴」にはすでに多くの観客が集まっていた。天津市内から来た王さんは、「オリンピックの試合がすぐ近くで行われるのです。足を運ぶのは当然でしょう」と興奮して語った。王さんは4月にこの試合のチケットを申し込み、今日は家族といっしょに早くから観戦にやってきた。北京市や山東省、福建省から駆けつけた観客も少なくなく、中国の人々のオリンピックに対する関心の高さのほどがうかがえた。「水滴」のスタッフによると、この日の観客は3万人以上にのぼったという。
第1試合はカナダが2対1でアルゼンチンに勝利。第2試合は中国が2対1でスウェーデンに勝った。どちらも見ごたえがあり、「水滴」での初日の試合は円満に終了した。(文・写真=王浩)
人民中国インターネット版 2008年8月7日
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