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オリンピックに花を添える拍手

 

8月12日、北京オリンピック天津センターでは、試合のおよそ半分が終了した。記者は数日の取材期間中、オリンピックとサッカーに対する天津の人々の情熱をあふれるほどに感じている。8月6日の予選開幕以来、6万人を収容の水滴スタジアムは大盛況で、最多の時、観客は5万人を超えた。毎試合とも2時間以上も前に、各国の観客は早々にスタジアムに集まり、五色の帯を持ったり、国旗などの化粧を顔に施したりしたその姿は、圧巻である。試合が始まると、会場を埋めた全ての観客から拍手と歓声が沸きあがり、試合に熱気を添える。

数日にわたる試合では、水滴スタジアムの観客はどの国もみな、拍手とともに声援している。8月6日、開幕試合は女子サッカー、カナダ代表チームとアルゼンチン代表チームの対戦であり、両国の選手が入場すると同時に、拍手が沸きあがった。試合中、選手の一人が負傷して倒れ、医師が応急の治療を施したあと彼女がまた立ち上がって試合に参加すると、観客は彼女の強さを再び拍手でたたえた。8月7日、男子サッカー日本代表チームとアメリカ代表チームの試合では、日本はコーナーキックに挑んだが、ゴール前をカバーしていた選手が至近距離でチャンスを逃し、ボールの方角はそれた。会場を埋めた全ての観客からため息がもれたが、その後、少なくない観客から日本の緻密なチームプレーに対して、拍手があがった。続いて、オランダ代表チームとナイジェリア代表チームの試合では、どちらもレベルの高いプレーで、観客たちの熱気はさらに盛り上がり、オレンジの応援団とグリーンの応援団は交替に秩序ある形で、両チームを声援した。天気は蒸し暑かったが、サッカーファンたちは、自分たちのやり方で、ひいきのチームを励ました。

北京オリンピック天津センターでは、12試合があり、毎回の試合はオリンピックが天津にもたらす盛大な宴である。天津の観客たちは、拍手でもって北京オリンピックに華やぎを添えている。(文・写真=王浩)

 

人民中国インターネット版 2008年8月13日

 

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