(1)国際社会は、前半を過ぎても北京五輪の運営、開会式、ボランティア、観衆に引き続き高い評価を与えている。
ベネズエラのチャベス大統領は、北京五輪の運営を非常にすばらしいと称賛し、自身が試合中継を徹夜で観ていることを明かにした。バスケットボールやバレーボールなどの試合中継をテレビで楽しみ、時には夜明けまで観戦することもあるという。
チャベス大統領は「北京五輪の成功により、全世界は50数年前とは明らかに異なる中国、21世紀に影響力のある大国となろうとする中国を目の当たりにした。これは史上最高の五輪の1つであり、その栄光は中国と中国人民に帰する」「中国は北京五輪ですばらしい組織能力を体現しただけでなく、競技面の進歩も存分に示した」と述べた。
(2)フランス人にとって8月はバカンスに出かける季節だが、オリビエさんは今年は家で北京五輪を観るのがいちばんだと言う。「目が覚めて最初にするのがテレビをつけること。五輪を熱く解説する司会者の声を聞きながら、1日の生活が始まります」。
過去数日間の観戦の感想を聞くと、迫力溢れる開会式のパフォーマンスから感動的な試合まで、さらには北京の町の庶民の生活風景と、そのすべてに中国人のきめ細かで、真剣で、プロフェッショナルな仕事への姿勢、そして誠実で、情熱的で、客好きな性格を見たと言う。「自転車のロードレースでは、1区間おきにシャワー装置が設置されていることに気づきました。こうした暑さ対策の方法は、主催者の選手への暖かい配慮を十分に示すものです」。
フランス紙「フィガロ」は15日「あれほど大きな選手村と競技施設の、いたる所で生き生きとしたボランティアの姿を見ることができる。彼らの微笑み、情熱、細やかなサービスに、人々は親切で温かな心を感じる。周囲を情熱に包む応援団は、なおさら競技会場の独特な風景となっている」との記事を載せた。
(3)カナダのエマーソン外相は北京五輪開会式について「中国にとって、なんと誇らしい一夜だったことだろう。すべてのカナダ人も、次期冬季五輪の開催国として、この光栄を中国と共に享受した」と述べた。エマーソン外相は「すごい」「生涯忘れ得ぬ思い出になる」と開会式を称賛し、「開会式は限りない友情とフェアプレーの精神を最大限に世界に示した」と述べた。
2010年バンクーバー冬季五輪・パラリンピック組織委員会のジャック・プール会長は「中国とオリンピック運動にとって、信じがたい夜だった。あの盛典の証人となれたことを光栄に思う。間違いなく、五輪史上最も忘れがたい式典の1つだった」と述べた。
「人民網日本語版」 2008年08月19日
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