劉翔選手がけがのため北京五輪を棄権したとのニュースに人々はため息をついた。国家体育総局陸上競技センターの馮樹勇副主任は18日夜、「劉翔は2012年のロンドン五輪でも選手としてベストの時期にあり、簡単に引退することはない」との見方を示した。
劉翔選手を長年よく知る馮副主任は「劉翔は選手村に戻ってからも、110メートル障害で中国に栄光をもたらす決意と自信を誓っていた。まずはけがを徹底的に治すことだ。彼は現在年齢的にアスリート人生の黄金期にある。特にこの4年で、競技能力・技術の不断の向上に加え、経験やメンタル面でも04年時よりさらに上の段階に到達し、最良の時期にある」と述べた。
北京五輪に別れを告げてしまい、2012年のロンドン五輪の時でもトラックを駆け抜けることができるのかと人々は心配するが、馮副主任は「劉翔はそれでも29歳だ。陸上選手にとって、29歳は最良の時期だ。孫コーチの入念な指導の下、引き続き良い成績を上げられるものと信じている。私たちはみな、彼が過去6年間にレベルも安定性も向上するのを見てきた。これは選手にとって、とても容易なことではない。こうした良い基礎のある劉翔が、簡単にトラックを去ることはないと信じている」と述べた。
「人民網日本語版」 2008年08月19日
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