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最も多彩な日本-北京五輪の各国応援団

 

 (1)最も専門的な米国

 

チアガールと言えばまず思い浮かべるのが、NBAの休憩時間に見られる情熱的でダイナミックなパフォーマンスだろう。北京五輪では中国の観衆も現場でこうしたパフォーマンスを目にするチャンスに恵まれた。

NBAやAAFC(All-America Football Conference)といった多くのスポーツ競技場でパフォーマンスを披露してきた米国から訪れた女子チアガールチームが北京の競技場に姿を現すと、大きな喝采で迎えられた。金髪に青い目、スタイリッシュな姿、情熱的なダンスが会場の雰囲気を一層盛り上げた。現場のムードを引き立て、観衆と共に楽しむ完璧なパフォーマンスは、非常に専門的だと言える。

 

(2)最も気ままなフランス

 

フランスの応援団は専門の組織や固定の競技場もなく、目を引くようなパフォーマンスもない。フランスの応援団は皆、中国に来たフランス観光客から構成されている。チームメンバーは様々な服装で様々な色のウィッグを着け、フランス国旗を手にして、北京のあちこちを歩いたり観光用三輪車に乗って観光している。

鼓楼前や天安門広場、国家体育場「鳥の巣」の周辺で彼らの姿を見ることができる。フランス人は気ままなダンスと率直なパフォーマンスによる独特のロマンで北京の街に異国情緒をもたらしている。

 

(3)最も忍耐力のある英国


青島ヨット競技会場の防波堤にいた英国応援団の情熱は、風や波、雨でも妨げることができないものだった。英国の選手がヨット競技初の金メダルを手にすると、英国の応援団は興奮してレインコートも脱ぎ去り、防波堤の上で国旗を振って喜びのダンスを踊り始めた。波が大きかったため、海上で競技を観戦する観光船は臨時に出航を見合わせることとなり、チケットを購入済みの観客は防波堤から競技を見るしかなくなった。雨の中でお目当ての「ヒーロー」に歓声を送りながら、競技のヨットを追って防波堤上を駆け回り、英国の国旗を振りながら身体でリズムを取る彼らの情熱は、雨にも負けないものだった。

 

(4)最も有名人の多い韓国

金容万、米娜、蔡妍、尹正秀、金娜妍、趙汝貞といった有名な韓国の芸能人がみな北京を訪れた。これら韓国のスター応援団が、最も有名人が多い応援団であることは間違いない。これらスターのうちの多くは韓国スポーツ選手にとってもアイドルだ。こうした多くのスターの声援を受けた韓国代表団のやる気は大きく、前半の競技で一度は金メダル獲得数上位5位にランクインした。

これほど多くのスターで構成された応援団が訪問するのは、五輪史上でも初めて。五輪という大きなパーティーの気分を一層盛り上げることとなった。

 

(5)最も多彩な日本

女子レスリングと柔道において、日本の応援団は中国の観衆に次ぐ人数の多い集団となった。日本選手が登場するたびに、応援団のメンバーは選手の名前を大きな声で呼び、試合がクライマックスに差し掛かると皆立ち上がって、高い声で国旗や横断幕を振って熱狂した。日本の応援団の衣装は非常にカラフルで、黒、白、赤の3色に分かれていた。白地に赤文字で「必勝」と書かれた鉢巻を頭に巻いた人や顔に様々なスローガンをペイントした人、白いマントを羽織って胸元に熊のぬいぐるみを抱えた人もいた。ある女性は自分の頭を「おにぎり」の形に仮装し、手に持った大きなマンガの張り手を振っていた。

多彩な色彩は、普段真面目で通る日本人とは対照的で、緊張した競技場に楽しいムードをもたらしていた。

 

(6)最も有名な中国

世界的に有名な米国の「ニューズウィーク」は中国のチアガールを次のように紹介している。「中国人が素晴らしいパフォーマンスを引き連れてきた。中空を舞う雑技と喝采を呼ぶアクロバットだ。」このチアガールは北京五輪会場の30近くの応援団のうち最も若いグループだ。中国グループは最も専門的、最も可愛いわけではないかもしれないが、非常に明るく活発だ。17歳の高校生の王迎さんと彼女のチームは北京の競技場でパフォーマンスを披露するだけでなく、五輪応援のための身振りの普及活動も行った。チアガールたちは、ボディーランゲージを通じて五輪会場で世界中の人々と交流している。

 

「人民網日本語版」 2008年08月26日

 

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