一般の陸上競技に準じて行われているが、障害を考慮して実施種目や競技規則、用具などを一部変更している。こん棒投げなど特別に考案された種目も行われている。車いす使用者の競走競技では、「レーサー」と呼ばれる軽量(約5kg~8kg)かつ空気抵抗の低減を配慮したフレーム形状の専用車いすを使用する場合が多い。また下肢切断の選手では、スポーツ用に開発された義足を装着して競技を行う選手も多い。視覚障害選手の場合は、ガイドランナー(伴走者)とともに走ったり、フィールド競技においては、コーラー(手たたきなどの音源を選手のために出す人)による方向指示を得て跳躍や投てきが認められているなど、障害の種類や程度に応じた工夫がなされている。選手の障害の種類や程度、運動機能によってクラス分けがなされ、クラスごとに勝敗を決する。