北京五輪・パラリンピックボランティア、海外から高評価

 

北京五輪・パラリンピック各ボランティアらのすばらしい活動が海外専門家の賞賛を浴びている。現在北京を訪問中のロシア・2014年ソチ冬季五輪組織委員会ボランティア担当主任によると、ソチ五輪でも中国人ボランティアを是非受け入れたいという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

同主任は15日、北京五輪組織委員会ボランティア部の劉剣部長に対し、「北京五輪・パラリンピックのボランティア組織活動で、100万人を超えるボランティアが力を合わせたことは賞賛に値する」と述べた。

同主任は北京パラリンピック期間中、各競技場内外を視察したほか、各地でのボランティア活動を念入りに調査した。「北京の手法を是非取り入れたいし、それを私たちにあったものに変えていきたい」。

同主任はまた、「北京五輪組織委員会が得たノウハウを是非教えていただきたい。またソチ冬季五輪にも中国人ボランティアが参加することを希望します」と語った。

また、国際パラリンピック委員会(IPC)主任、IPCバリアフリー専門家も北京パラリンピックボランティア業務を視察中だ。2人は北京パラリンピックボランティア業務顧問を担当、北京パラリンピックの各ボランティアは非常に優秀であり、北京五輪・パラリンピック両大会はいずれもが優るとも劣らない成功を収めていると語った。

IPC主任は北京五輪開幕前に北京に到着、北京パラリンピック期間中も同パラリンピック組織委員会の依頼を受けボランティア業務顧問を務めていた。「私はシドニー・トリノ・アテネ大会をそれぞれ視察しましたが、どの大会でもボランティアは明るい笑顔を見せてくれました。今回の中国のボランティアの皆さんは活動中、精一杯の努力を惜しまず、ボランティアを必要とする人達のサポートに尽力しています」。同主任は、北京五輪・パラリンピック共にボランティアの活動はすばらしい出来で、すべてのボランティアは自身の努力に対して誇りを持つべきだと述べている。

IPCバリアフリー専門家は元オーストラリア車いすバスケットボール代表選手として、これまでパラリンピックで数多くの金メダルを獲得してきた。同専門家は、北京五輪・パラリンピックは共に障がいをもつ人達に多くのバリアフリー施設を提供したのみならず、中国のボランティア事業にも多くの遺産を残したと述べた。「4万人あまりのパラリンピックボランティアとパラリンピックを観戦した観衆は、障がいを持つ人達に対する自らの考えに大きな変化があったことに気付いたでしょう。ボランティアを申し出た若者達は、将来自分の子供が誕生したとき、子供に対し、ひとを健常者と障がい者と分け隔てすることなく、みな同じ人間なんだと教育してくれることでしょう」。

 

「人民網日本語版」 2008年09月16日

 

 

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