国家発展改革委員会「震央に最も近い水力発電所も地震に耐えた」
国家発展改革委員会「震央に最も近い水力発電所も地震に耐えた」
国家発展改革委員会は四川大地震の発生後、岷江流域を始めとする被災地の水力発電所への地震の影響を研究・調査するよう、水電水利計画設計総院と関係部門に直ちに指示した。その結果、震央に最も近い岷江上流の2つの水力発電所(紫坪舗水力発電所と沙牌水力発電所)も今回の地震に耐え、耐震基準を上回る強烈な地震に持ちこたえたことが明らかになった。これは現代的な理論に基づき設計・建設されたダムは潜在的な耐震力が高く、水力発電所の建設において一貫して遵守してきた「余裕を持たせた安全設計」の理念が正しかったことを証明するものだ。
四川大地震は岷江流域の各水力発電所にさまざまな程度の影響を与えた。発電・送電の停止が主たるものだ。紫坪舗水力発電所はすでに発電を再開した。他の水力発電所はいずれも低堤防引水式で、コンクリートの堤防・水門で水を遮っており、耐震性はさらに高い。各発電所はさまざまな影響を受けたが、いずれも大きな損傷はなかった。地震による影響は主に堤防・水門の変形、土砂崩れの堆積などで、堤防の崩壊はなかった。このため既存の水力発電所は全体として安定を保ち、二次災害が生じることはなかった。
「人民網日本語版」 2008年10月06日