改革開放30周年:人々の生活を変えたラジオ・テレビ(2)

 

▽一般家庭も「デジタル時代」に

蘇州市の投資家の李さん(59歳)はソファーに座ってリモコンを操作していた。チャンネルを換えようとしているのではない。今年3月にデジタルテレビを取り付けてから、株式情報をリアルタイムで問い合わせるサービスを利用して、すべての株式の値動きを知ることができるようになったのだ。

デジタルテレビは、技術の進歩によって可能となった生活クオリティーの向上を中国の一般家庭の人々にももたらしている。中国のケーブルデジタルテレビの加入世帯数は4000万世帯を超え、加入世帯数は年々急増している。

めざましい技術の発展に伴い、ラジオ・テレビの新しい放送方式も急速に発展している。8月に行われた北京五輪大会では、新たな方式を使った放送が盛んに使われた。モバイルマルチメディア、ウェブ生中継、衛星生中継――新たな視聴方式が競技場内外のストーリーをさらに豊かで彩りあるものとし、ひとりひとりの生活に深い影響を及ぼした。

国家ラジオ映画テレビ総局は現在までに、音声・映像番組の放送許可を190のウェブサイトに与え、全国の37都市(直轄市・省政府所在都市・計画単列市)でモバイルマルチメディア業務の普及を打ち出している。五輪開幕式当日、ウェブテレビの五輪チャンネルの視聴回数はのべ1億5千万回に達し、ネットテレビとチャットが一体化したソフトの使用者は最高で一時6万9869人に達した。

 

「人民網日本語版」2008年10月9日

 

 


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