温家宝総理が四川大地震被災地を視察、復興加速を指示
温家宝総理(中共中央政治局常務委員)はこのほど、四川大地震の被災地である四川省綿陽市の農家、企業、学校などを訪問し、現地の被災者を見舞い、復興作業の進捗状況を視察した。温総理が四川大地震の被災地を奥深く訪れるのは、これが6回目だ。 温総理は「復興作業の加速は、内需を拡大し、経済発展を促進する上で重要な措置であり、また被災地にとっては最重要課題でもある」と強調した。 ■北川県の県城を確実に再建 大地震で北川県の県城(県人民政府の所在地)は廃墟と化し、他の土地に再建することが決まっている。温総理は安県安昌鎮を訪問した際、新県城の建設計画について報告を受けた。温総理は地方幹部と計画立案者に「北川県の新県城は、わが国が震災後、他の土地に丸ごと再建する初の県城であり、被災地、全国、さらには世界が注目している。絶対にしっかり建設しなければならない」と念を押した。また、再建プランについてさらに意見を求めている最中であることを聞くと「新県城の建設は百年の大計だ。長期的・戦略的な視点を持ち、専門家や民衆の意見を幅広く聞いて、現代性と鮮明なチャン族の様式を兼ね備え、経済の繁栄と発展にプラスであると同時に人々の居住に適しており、都市の文明の進歩を体現すると同時に社会の団結と調和を反映する新県城にしなければならない」と指摘した。
「人民網日本語版」 2008年11月18日
|