改革開放の開始「包産到戸」

 

1976年10月、四人組が倒され、10年間にわたる文化大革命が終わりました。1978年末、安徽省鳳陽県小岡村の農民は自発的に人民公社の土地を家庭ごとに請け負わせる「包産到戸」という経営方式を始めました。その後この経営方式は、他の村や県、そして四川省の一部まで広がりました。1980年5月、障ナ小平氏がこの方式について、「小岡村では一年間で農民たちの収入が大きく伸び、小岡村の様子も大きく変化した」と評価しました。1978年末、安徽省鳳陽県小岡村の農民による「包産到戸」は、中国の運命を大きく変えた改革開放の始まりとされました。

以来、この「包産到戸」の方式がすさまじいスピードで全国で広まりました。1981年に、南の貴州、四川、東部の山東などでは半分以上の公社で実施されました。1982年、中央政府に正式に認められ、公社は廃止されました。1983年中央政府はさらに、請け負い責任制を「党の指導の下での中国農民の偉大なる創造」だと賞賛しました。

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2008年12月4日

 

 


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