「農業税」は忘れ得ぬ歴史の記憶だ。
2005年12月29日午後、第10期全国人民代表大会(全人代)常務委員会の第19回会議で、「農業税条例」を06年1月1日に廃止することが決定された。これは8億人を数える中国の農民にとって、2600年間続いてきた「皇帝への年貢」――農業税との、法に基づく永遠の告別を意味した。