「鋏状価格差」は中国の都市と農村の間、工業と農業の間に存在する発展格差をイメージするための比喩だ。
農村改革の進行に伴い、旧来の「鋏状価格差」が徐々に消滅するとともに、穀物生産効益の面で新たな「鋏状価格差」が生じた。穀物栽培の収益とコストの転倒、穀物生産県と県域の平均財政格差の大きさなどだ。農作業への積極性を高め、新たな「鋏状価格差」を取り除くために、党中央と国務院は「穀物栽培直接補助」「優良品種補助」「農業機械購入補助」「農業生産資材直接補助」の「4つの補助」など一連の措置を講じ、農業収入の引き上げを図った。今年の補助金給付額は1000億元を超える。