爆竹
年が明けると、子どもたちはさっそく庭にかけだして、爆竹を鳴らし、花火を上げる。たちまち爆竹の音があたり一面に鳴り響き、打ち上げられた花火が、夜空を色とりどりに美しく照らし出す。
新しい年を迎えて爆竹を鳴かすことを「開門砲仗」という。「砲仗」は爆竹のことで、この風習は、もとは庭で火を焚いて邪気を払ったことに始まる。その後、竹を焼くとパンパンと音をたてて爆発し、それが雰囲気を盛り上げるので、新年に爆竹を鳴らすのが習俗になった。
後に火薬が発明され、火薬を使った「鞭砲」が作られるようになったが、これも依然として「爆竹」と呼ばれている。「爆竹一声 旧歳を除く」と言われ、爆竹を鳴らすのは旧年を送り、新年を迎える象徴になった。
人民中国インターネット版 2009年1月22日