故郷再建への自信にあふれる四川被災地代表

 

「計画案は、以前の町にあったチャン族の特色を残し、昔よりさらに美しくするものです」

「今では、青川被災地の人々は、復興にむけて心と力を一つにあわせています。屋台の店をひらいたり、仕事にでる人もいて、復興への情熱はますます高まっています」

四川代表団の滞在拠点では、代表たちは被災地の建設について話が尽きない様子で、故郷再建への自信にあふれている。

全国人民代表大会代表、剣南春酒廠董事長・喬天明氏は、「今年の春節は、まだ終わらない前から職員たちは、自ら進んで出勤してきました。工場内に人が集まり波を打っている様子をみて私はとても感動しました。少しでも早い故郷の再建を、いま、全員が願っています。3年の間に、私たちは、さらに1.5万トンの酒を造るよう、生産能力を向上させます」

農民代表・曹家福さんは、「いまでは私たちの村の泥の道はコンクリートになり、全戸170戸のうち、30戸が農村むけの優待家電商品を購入しました。暮らしは日々、向上しています」

四川長虹模塑科学技術有限公司の模型廠労働者、全国人民代表大会代表・楊梅さんは、地震ののち、被災地へ赴き、調査研究にあたっている。「新しい北川の町は、最終的に、安県黄土鎮が選ばれました。発表された計画に、当地の人々はとても満足しています。計画案には、もとの町にあった少数民族の特色を残しています。政府の被災地に対する援助のもと、被災地の人々は、故郷再建に希望を見出しています」

四川広元市人民代表大会常務委員会副主任・武斌氏は、記者に対して「広元被災地の住人たちは、みなすべて臨時住宅に入居しました。新住宅の工事も全面的に始まり、三分の一の家庭は、すでに入居しています。新住宅の工事は6月に完了の予定です。中国政府と各省市政府の支援のもと、被災地の状況は、大きく改善されています」と語った。

 

人民中国インターネット版 2009年3月4日

 

 

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