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李肇星報道官:国防費14.9%増、「隠れた軍事費」は存在せず
第11期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の李肇星報道官は4日午前の記者会見で、09年の国防予算として前年度実績比14.9%増(624億8200万元増)の4806億8600万元が計上されると発表した。財政支出全体の6.3%で、過去数年と比べその割合はわずかに下がっている。 新規増額分は主に軍人の生活待遇の向上に用いられる。このほか、軍隊の情報化建設の強化、装備費および関連施設建設費の適度の増額、情報化環境下での軍隊の防衛能力の向上、災害救助・テロ対策・治安維持といった非戦争・軍事行動分野の対応能力の強化、四川大地震で被災した部隊のインフラの再建支援にも充てられる。 李報道官は「国内総生産(GDP)に占める国防費の割合は中国は世界各国と比べ低い方だ。中国の限定的な軍事力は国家の主権と領土保全を守るためのものであり、いかなる国の脅威にもならない。中国は07年より国連軍事費支出報告制度に正式に参加し、毎年国連に軍事支出を報告している。中国には、いわゆる『隠れた軍事費』は存在しない」と述べた。
「人民網日本語版」 2009年3月5日
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