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三、二〇〇九年度の主要任務 今年度の政府活動は、国際金融危機に対処し、安定した比較的速い経済発展の促進を主軸とし、各方面を総合的に配慮しながら、重点を際立たせ、経済の安定したより速い発展を促す包括的計画を全面的に実施する。政府の投資を大幅に増加させ、二年間で総額四兆元投資の計画を実施すべきである。そのうち中央政府は構造的に減税し、国内の需要を拡大するために、一兆一八〇〇万元を新規計上するつもりである。 (一)マクロコントロールを強化、改善し、安定した比較的速い経済発展を保つ 弾力的かつ慎重なコントロール方針を堅持するにあたって、マクロコントロールの順応力と実質的な効果を高め、経済成長の減速傾向を早期に好転させ、安定した比較的速い経済発展を維持しなければならない。 積極的な財政政策を実施すること。①政府支出を大幅に増加させる。②構造的減税の実行と租税・料金改革の推進を実施する。③財政支出構造を最適化する。 適度な通貨緩和政策を実施すること。通貨政策は経済成長促進の面でさらに積極的な役割を果たさなければならない。①金融コントロールを改善する。②貸出構造を最適化する。③通貨政策伝達メカニズムをいっそう整頓し、資金調達ルートを円滑化させる。④金融に対する監督・管理を強化、改善する。 なお、産業や貿易、土地、投資、雇用の諸政策と財政政策、通貨政策との一致性と協調性を強化させ、マクロコントロールの合力を生み出すべきである。 (二)内需とくに消費需要を積極的に拡大し、経済成長を牽引する内需の役割を強化する 1.消費の拡大とくに住民消費の拡大をはかること。 2.投資の比較的速い伸びを維持し、投資構造を最適化すること。 3.不動産市場の安定した、健全な発展を促すこと。 4.震災地の復旧・再建支援の加速化に取り組むこと。 (三)農業の基礎としての地位をうち固め、強化し、農業の安定した発展及び農民の持続的な収入増を促す 今年度、重点として次の五つの仕事に着実に取り組まなければならない。①食糧生産の安定した発展に力を入れること。②市場のニーズを導きとし、農業の構造を調整すること。③農業のインフラ整備と農村の民生プロジェクト整備を強化すること。④多くのルートを通じて農民の収入増を促進すること。⑤貧困脱却扶助のための開発の度合いを大きくすること。
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