外国のメディアは中国の政府活動報告の中の「保8」(経済成長の8%確保)の目標を積極的に評価した

 

第11期全国人民代表大会(全人代)第2回会議は3月5日に開幕したが、世界の各大手メディアは、温家宝国務院総理が行った政府活動報告を続々と報道し、中国が8%前後の経済成長を堅持するという目標に対して積極的に評価を下した。

ロシアのインターファックス通信はこう述べた。「温家宝総理が中国の国家投資を大幅に増加して国の経済を急速に成長させるつもりだと宣言した後、世界の株式市場と資源市場の価格はこれに伴って上昇した。これは、中国の声明に対する積極的な反応である。中国は経済危機の下で、国内総生産(GDP)の成長を依然保持している重要な経済体である。近年、投資家は中国を希望的に見ており、このアジアの国が全世界の経済を引き上げることを望んでいる」

ロイター通信は、「温総理 中国の8%成長が実現可能と表明」というタイトルで、温家宝総理の政府活動報告を報道した。その中で「国際的な金融危機が依然、深刻さを加えているにもかかわらず、中国は今年、8%の経済成長率を実現しようとしている。さらに一歩、経済を刺激する中国の方策に対して好感し、アジアの株式市場はその日、値上がりした」と指摘した。

英国の『フィナンシャル・タイムズ』はこう報道した。「温家宝総理は政府活動報告の中で、中国政府の政策が正しく、措置が当を得たものであり、力強く実行しさえすれば、中国は経済成長8%という目標を実現できるだろう。中国の『両会』(全人代と全国政協)は、水曜日の全世界の株式市場が大幅に値上がりするのを促し、世界の株式市場のプラス要素となった」

AFP通信はこう報道した。「世界経済が動揺と衰退の中に陥っているにもかかわらず、中国の総理は依然として、今年の国内総生産の8%前後の成長目標に対し、十分、確信を持っている。中国経済の成長に対する温家宝総理の予想は、アジアのマーケットに積極的なフィードバックを引き起こした。3月5日の東京の株式市場は、225の株の平均株価指数が1.95%上昇した」

カナダの『ザ グローブ アンド メール』紙は、5日に「中国総理 2009年の8%成長実現は可能」と題する報道を掲載、「政府が当を得た措置をとりさえすれば、8%の経済成長の目標は実現できるだろう」と指摘した。

 

人民中国インターネット版 2009年3月6日

 

 

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