ハーバード大学の専門家、温総理の政府活動報告を評価

 

米ハーバード大学フェアバンク中国研究センターの主任を務める中国専門家のカービー(William C. Kirby)教授は6日、ボストンでインタビューを受け、「温家宝総理の行った政府活動報告は中国のリーダーの実務的で積極的な態度を示すものだ」と語った。「新華網」が伝えた。

中国問題を研究する米国の専門家として、カービー教授は、北京で開かれている両会(全人代、全国政協)の情報に注目し、温総理の行った政府活動報告にも立ち入った研究を行っている。

政府活動報告を詳細にわたって読み込んだカービー教授は、現在の経済情勢と直面する試練を語る温総理の態度がとても誠実だったとの印象を受けた。中国のリーダーたちは、「実事求是(事実に即して問題を処理する)」の態度と積極的で実務的なやり方で危機に対処しようとしている。このことは、中国の実情を外部から知る役にも立っている。

カービー教授は同時に、中国経済の直面する試練はとても大きいとの見方を示した。経済成長率8%を確保するためにはさらなる努力が必要となる。カービー教授によると、中国経済が安定した成長を保つことは中国国内の社会の安定にかかわるだけではなく、その他の国々にも積極的なシグナルを送り、世界経済が谷間を脱するための自信を回復させることにもつながる。

 

「人民網日本語版」 2009年3月9日

 

 

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