被災地の医療問題に基本保障 心のケアで日本に学ぶ

 

本社記者の取材を受ける王国強委員

2008年5月12日の四川大地震のあと、被災地の人々の生活が社会の関心を集め、被災後の復興の話題もおのずと今回の政協委員たちの討議のホットな話題の1つとなった。3月4日、医療衛生チームのシンポジウムの合間を縫って、衛生部副部長である王国強全国政協委員に、被災地の人々の治療問題と負傷者の回復状況について話を聞いた。

王国強委員によれば、現在地震による被災地の人々の医療問題は基本的に保障されている。政府による支給及び社会的な寄付により、被災地の医療衛生機構は次々に再建され、医療及びリハビリ施設も基本的に整った。負傷者のリハビリ方面について、衛生部は百人あまりのリハビリの専門家を派遣し、被災地で支援活動を展開。医師たちは医薬品による治療のほか、積極的に鍼灸、マッサージなどさまざまな漢方治療を積極的に活用し、負傷者の健康の回復を促している。

王委員はさらに指摘した。国内において災害メンタルケアの専門家は少なく、被災した人々の心のケアの活動は比較的手薄になっている。日本は一貫して被災者の心に対する配慮を非常に重視しており、十分に豊富な経験を持っている。中国は日本に学び、日本の良い経験を参考に、被災地の人々の心のケアに力を入れるべきである。衛生部は現在日本の関連機構との結びつきを強化する努力を続け、協力を展開している。(文・写真=段非平)

 

人民中国インターネット版 2009年3月5日

 

 

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