中国国家審計署が19日、北京オリンピックの収入と支出や、スタジアムの建設プロジェクトに関する調査結果を発表しました。これによりますと、北京オリンピックの収入は10億元日本円でおよそ150億円を超えており、法律違反などの問題は出ていないとのことです。
審計署は2005年9月から今年3月にかけて、北京オリンピック組織委員会の収入と支出やスタジアムの建設プロジェクトに関して調査を行いました。今年3月15日の時点で、北京オリンピック組織委員会の総収入は205億元に達し、支出は193億元を超えることから、最終的に収入は10億元を上回ることになります。
また、北京オリンピック組織委員会の資金は効果的に利用されています。スタジアムの建設プロジェクトはいずれも予定通りに竣工でき、建築物検査でも合格しました。工事中も、大きな事故や資金の浪費などもなかったということです。
「中国国際放送局 日本語部」より 2009年6月19日
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