新疆のヌル・ベクリ主席、暴力事件について語る |
新疆維吾爾(ウイグル)自治区の努爾・白克力(ヌル・ベクリ)主席は6日早朝のテレビ談話で、5日夜に烏魯木斉(ウルムチ)市で起きた暴力事件について、海外からの指揮を受け、国内で実行した、計画的かつ組織的な暴力だと指摘した。各民族が固く団結する中、三勢力の扇動による襲撃は必ずや各民族の非難に遭い、敵の分裂・破壊行動は徹底的に失敗するに違いないとした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 6月26日に広東省韶閉市の玩具工場で働く新疆籍の労働者と他の労働者との衝突が起き、数百人の殴り合いとなり、120人が負傷した。うち新疆籍の労働者は89人、2人が救助の甲斐なく死亡した。事件発生後、海外の三大勢力がデマを撒き散らし、この機会に乗じて中国に対する攻撃をしかけ、デモ行進を扇動し、国内の敵対勢力と呼応。 7月5日午後8時頃、ウルムチ市で暴行・略奪・破壊・放火の重大な暴力犯罪事件を起こした。午後11時30分の時点で、複数の一般市民と武装警官1人が殺害され、負傷者が多数出ている。 ヌル・ベクリ主席は、「6.26」事件は典型的な社会治安事件であるのに、海外の三勢力はデマを撒き散らし、悪意をもって中国共産党と政府を攻撃したと述べ、あの手この手で真相を知らない一般市民を扇動し、デモ行進させ、民族の団結を深刻に破壊し、調和の取れた安定した局面をぶち壊したとコメント。 「安定は福、動乱は禍」であることは、歴史が何度も証明している。民族が団結している時期には新疆の経済社会の発展は著しく、各民族も多くの恵みを受けるが、民族の団結が破られた時期には社会の動乱を招き、発展が停滞し、各民族も災難に遭う。各民族の団結と社会の調和と安定こそが新疆2100万人以上の各民族を含む中華民族にとって最高の利益といえる。
「人民網日本語版」2009年7月6日
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