新疆自治区ウルムチ市暴力事件目撃記(3) |
新華社の各記者は二道橋、新華南路、三屯碑、競馬場、新疆大学などの暴動現場にそれぞれ赴いた。現場はいずれも散乱状態にあった。暴徒はウルムチ競馬場、団結路、電視台(テレビ局)、二道湾、幸福路などの各所で暴行・破壊・略奪・放火といった暴力犯罪事件を起こした。彼らは、道路上の公共交通バス、タクシー、自家用車に放火し、焼き払った。通路沿いにある商店に暴行・破壊・略奪行為を働いた。街を行く通行人を理由もなく殴打した。新疆大学周辺の商店、飲食店、スーパーマーケットを破壊、放火した。焼き打ちにあった天山区交通警察大隊と地方税局の居住区の被害状況は極めて深刻で、林の中に身を隠した一部住民は、怖くて家に帰れずにいた。また、解放軍部隊駐在地の正門付近でうずくまったままの市民もいた。 6日の明け方になって、混乱した状況はほぼ静まった。新疆公安部門は、担当部署による犯罪者の逮捕と事後防衛・制御作業に着手した。 6日午前0時30分頃、ウルムチ市人民政府は、「正常な社会秩序を維持・保護するための緊急通告」を発表した。同通告により、「中華人民共和国道路交通安全法」関連規定にもとづき、2009年7月6日午前1時から午前8時まで、ウルムチ市一部地区では、公安機関による交通規制が実施された。
「人民網日本語版」2009年7月7日
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