論評:ウソで真実を覆い隠すことはできない |
7月5日にウルムチ市で発生した暴力犯罪事件の裏の影響を否定した世界ウイグル会議および同会議の会長をつとめるラビア・カーディル氏は最近、ウソででっち上げた「証拠」を示すことで真実を覆い隠そうとした。 しかし、分裂主義者の拙い手口が次々と白日のもとにさらされており、ラビアというものはそのために「ウソつき」と呼ばれている。 世界ウイグル会議は米「ウォールストリート・ジャーナル」紙および英BBCの取材に応じた際、ラビアというものの署名入りの社説を引用し、「新疆ウイグル自治区の首府ウルムチ市で400人のウイグル族の人たち、二番目の都市カシュガルで100人のウイグル族の人たちが殺された」というウソをついた。「しかし、ラビアの言っていることはこの三日間にウルムチ市で取材をしている各国のメディアが集めた目撃者の証言と矛盾したものである」と、英「デイリー・テレグラフ」紙8日にウルムチ市から伝えた。 また、同じ8日に、世界ウイグル会議のウソはドイツのミュンヘンで白日のもとにさらされた。同会議が主催した記者会見の席で、「600-800人のウイグル族の人々が7月5日の事件で殺された」というデマを流したが、結局、会場の人たちは証拠を示して真実を明らかにした。 数字だけでなく、世界ウイグル会議とラビアはまた、気を使って国際メディアの前に「証人」の姿さえ見せようとした。8日のインタビューに応じたラビアは写真を示し、「警察に弾圧された平和なウイグル族の抗議者だ」というイメージを押し通そうとしたが、この写真はすぐ、6月26日に中国の河北省の石首市で発生したまったく関係のない事件の写真だということが明らかになった。 ウイグル・アメリカ協会が提供したもう一枚の写真は「東トルキスタンの分裂主義者たちがトルコのアンカラの中国大使館の前に集まる人々」と称し、「ウイグル族の人々はどのように7月5日の事件で不当に処罰されたか」ということを示そうとしたが、結局、この写真はウルムチから数千キロもの遠く離れた中国浙江省の杭州市で撮影された交通事故の写真だとネット利用者が指摘した。 ウイグル分裂主義者のでっち上げたウソには人に告げられないねらいがある。一、ウルムチ暴力犯罪事件のかげには世界ウイグル会議の姿がちらついている見られるので、残虐と暴力を「平和な抗議」と美化しようとしている。二、これらの分裂主義者は事実をねじ曲げ、中国政府の民族政策にドロを塗り、国の団結をぶちこわし、民族的な憎しみをあおりたてることで暴力犯罪行為を続けることをたくらんでいる。三、分裂主義者は「被害者」と自称し、暴徒たちを「弱者」や「平和な抗議者」に仕立てあげている。これは、国際社会からの支持や同情を勝ち取ろうとするやり口である。 しかし、ウソは真実を前にしておずから化けの皮が剥がれるだけである。ラビアらの分裂主義者は新さらにしいウソをつき、白日のもとにさらされたウソにつぎはぎを加えつづけている。それはもう限界だろう。究極的には、これらの分裂主義者にとって、結局は「東トルキスタン」分裂主義者の腹黒い下心を白日のもとにさらす以外でないだろう。
「チャイナネット」 2009年7月16日
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