紫雲格凸河風景区  
 

 

(写真・呉忠賢)

紫雲格凸河風景区は、貴州省安順市紫雲ミャオ(苗)族、プイ(布依)族自治県内にあり、安順市から100キロ、貴陽から200キロの国家級風景名勝区である。

(写真・呉忠賢)

“格凸”は、ミャオ語であり、意訳すれば「聖地」となる。名勝区内には、連峰と峡谷、独特の鍾乳洞がある。格凸河のよく知られた景色としては、まず、「大穿洞」がある。格凸河の伏流の入り口にあたり、洞高は116メートルである。25メートルの幅の巨大なアーチ型の門の下には、277メートルの長さの「洞湖」があり、その洞壁は、削られたように滑らかで、壮観である。洞窟内には、数十万羽のツバメが棲息しており、またの名を「ツバメの王宮」とも呼ばれている。世界第二のカルスト洞窟は、「苗庁」である。長さは700メートル、幅は25メートル、面積は、12万ヘクタールであり、洞窟内には、無数の石筍(鍾乳洞の下から上へタケノコのように生じているもの)がある。「大穿洞盲谷」は、世界で最も古い河の遺跡であり、閉じられた生態環境の得がたい原始林地帯である。このほか、ミャオ族の山や崖にある洞窟に棺を掛ける洞窟葬、人類最後の穴居部落「洞中ミャオ村」などがある。格凸河風景名勝区は、世界自然遺産リストに申請中である。

(写真・呉忠賢)

(写真・易華)

 

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