ハイチ地震の発生後、国際社会は総動員でハイチでの救助活動に取り組み、中国の国際救援隊も14日ハイチに到着し、救助活動を展開しています。
現地時間の14日未明、中国国際救援隊の一行68人と救援設備や20トン余りの救援物資、それに3匹の捜索犬がハイチの首都ポルトープランスに到着しました。そして国連の協調の下で救助活動に入っています。
国際赤十字赤新月社連盟は14日、今回地震で大きな被害にあった2万世帯を救援するため1000万ドルの緊急募金を呼びかけました。
オバマ米大統領は14日、ハイチに1億ドル相当の災害救助金を提供すると共に、1万2000人の医療関係者がハイチへ送ることを表明しましたが、そのうち300人は14日ハイチに到着しています。
ニュージーランドはこの日、ハイチに約74万ドルの義捐金を提供すると発表し、これを赤十字国際委員会と一部の国連機関による救援活動に充てることにしています。
また、日本政府は14日、ハイチに500万ドルの緊急義捐金と3000万円相当の救助物資を提供すると共に緊急医療救援チームの派遣を決めています
ロシア非常事態省は14日、3機の救援機を派遣し、捜索員や医療関係者と心理学者、それに空中病院の施設や食品、薬品などの救援物資を運んでいます。
イギリス政府も14日、ハイチに620万ポンドの支援金を提供すると共に救援隊を派遣することを明らかにしました。
このほか、シンガポール、カナダ、ブラジル、メキシコ、ベネズエラなどの国の政府もこのほど、ハイチに支援金と救援物資を提供するほか、救援チームを派遣すると発表しました。
中国国際放送局日本語部より 2010年1月15日
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