外交部の馬朝旭報道局長は21日の定例会見で、ハイチ大地震に関する質問に次のように述べた。
ハイチ大地震の発生後、中国は人道主義と国際主義の観点から、直ちにハイチに救援隊を派遣し、緊急救援物資・救援金を提供した。国際社会と共に、引き続き救援・復興を支援していきたい。中国はすでに平和維持(PKO)警察4人をハイチに増派した。平和維持部隊を派遣するかどうかは、国連の決議や計画次第だ。すでに現地では救援活動が全面的に展開されており、今後は次第に復興へと重点が移っていく。復興は極めて困難で、長期的なプロセスになると予想される。国連はその力を十分に発揮し、各国の援助活動を導き、調整し、力を合わせるようにする必要がある。中国は国連が復興面で重要な役割を発揮し、復興作業の早期実施とその成果を確保することを支持する。同時に中国は、情勢の推移に基づいてさらに援助を検討するとともに、国連の緊急支援の呼びかけに応じることも積極的に検討する。
(多国間の救援協力について)中国は安保理の今月の議長国として、各理事国と緊密な意思疎通や協力を継続している。張業遂国連大使はハイチ問題に関する会議を数回召集し、安保理決議1908号の採択を各国と共に推し進めた。同決議により、人道支援、安定維持、復興作業を支援するため、ハイチにPKO要員3500人を増派することが決まった。同決議は、ハイチの情勢安定、救援・復興支援に重要な意義を持つ。中国は引き続き各国との協調を強化し、国際救援の面で国連が一層の役割を発揮するよう促し、ハイチの復興に積極的な貢献を果たしていく。
国際社会は現在、ハイチ大地震の救援活動を積極的に展開している。引き続き関係各国との協調を強化し、共に努力して、ハイチの人々が早期に困難を克服し、郷里を再建できるよう支援していきたい。
「人民網日本語版」 2010年1月22日
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