基本状況
内蒙古自治区は1947年5月1日、中国において最も早期に成立した少数民族自治区である。中国北部の辺境に位置し、中国の東北地区から、西北地区に広がり、中国において最大幅の経度にわたって広がる省級行政区である。自治区の政府所在地はフホホトである。
地区の特色
フロンバイル大草原:内蒙古の東北部に位置し、目下、中国においてもっとも良好な状態で残されている草原であり、「北国の碧玉」と称えられる。青い空、草原、ヒツジの群れ、モンゴル式の住まい「パオ」が、この土地に独特の風景を生み出している。
乳製品:内蒙古自治区は豊かな草原資源を持ち、この地区の牛乳は栄養価が高く、品質が良く、生産量が多く、区都のフフホトは「ミルクの都」と称される。
蒙古族:北方の古い遊牧民族の一つであり、牧畜業を主とする。蒙古族は歌舞にすぐれ、モンゴル相撲を愛し、肉と牛乳を主な食物とし、主にチベット仏教とシャーマニズムを信仰する。
ナーダム大会:ナーダム大会は、毎年の7、8月に開催され、蒙古族の1年に1度の伝統的な行事である。大会では、主に相撲、競馬、アーチェリー、馬具をとりつける速さを競う、などの伝統的な運動競技が行われ、以って収穫の喜びを表す。現在、ナーダムは独特の民族色を伴う競技になり、第一期・国家クラスの非物質文化遺産リストに入っている。
馬頭琴:馬頭琴は、蒙古民族の代表的な楽器であり、琴の棹の先が馬の頭の形をしているから、この名称で呼ばれる。演奏する曲は、深みダイナミックで、朗々と流れるメロディには、草原の風情があふれている。
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