基本状況
寧夏回族自治区は黄河の上流にあり、東は陝西省、西部と北部は内蒙古自治区、南部は甘粛省に接している。寧夏は、古くから西部の交通、貿易の枢軸であり、シルクロードが自治区の中を貫く。1038年、古代のタングート族の首領、元昊はここに西夏国を建国し、独特の西夏文化を築いた。寧夏は中国の面積最小の自治区であり、区都は銀川である。
地区の特色
沙坡頭自然保護区:沙坡頭自然保護区は、寧夏回族自治区の中衛市にあり、中国の第一期の国家クラスの砂漠生態自然保護区であり、砂漠の防砂工事と観光業で知られる。ここには、砂漠、黄河、高山、オアシスがあり、西北部の風景の特色と、南部の水郷の美を共に備える。
西夏王陵:西夏の王陵は、賀蘭山の東麓に位置する西夏王国の皇室の墓陵である。王陵には、あわせて9帝の陵、253の陪葬墓があり、中国に現存するなかで最大規模であり、遺跡の保存する状態がもっともよい帝王陵園の一つである。王陵には漢族の文化、仏教文化、およびタングート族の文化が一体となり、中国陵園建築のなかでも特別の形式である。
クコ:クコは、寧夏の「五宝」の一つである。この地で栽培されるクコは、実が大きく、皮が薄く、肉厚で甘く、品質および、含まれるミネラルが平均的に他地区のクコを上回る。
回族:回族は、中国に分布する範囲がもっとも広い少数民族であり、寧夏回族自治区がその主要な居住地である。回族はイスラム教を信仰する。男性は、小型の白い帽子をかぶり、女性は各種の花柄のスカーフを頭に巻く。
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