基本状況:
四川省は略称を「川」または「蜀」と呼ばれ、中国の西南部に位置し、長江の上流域で、省都は成都市である。四川は旅行資源が豊富で、中国のなかで世界自然文化遺産をもっとも多く持つ省区である。独特の地理的条件と優れた人文的環境から、古くから「天府の国」と呼ばれている。
地区の特色:
都江堰は四川省の成都平原の西部、岷江の上流にあり、戦国時代、秦国の蜀郡太守、李氷がこの大型の水利工程建設を組織し、それは世界でもっとも早期の水利工程といわれ、2000年に世界文化遺産に指定されている。
臥龍大熊猫自然保護区:臥龍パンダ自然保護区は、四川省アバ(阿坝)チベット(西蔵)族チャン(羌)族自治州汶川県西南部に位置し、パンダおよび高山森林生態系統の保護を主とする第一の総合性自然保護区である。四川の臥龍を中心とするパンダの生息地は、2006年世界自然遺産に指定されている。
三星堆遺跡:三星堆は四川広漢南興鎮に位置し、我が国で発見された古代遺跡のうち、もっとも早期かつ大規模なものである。ここからは青銅器、玉石器、陶器などが発掘され、造形は独特で工芸技術は精緻を極め、研究価値の極めて高いものである。
川菜:中国の八大料理の一つ。材料は豊富で、多彩な味付け、トウガラシとサンショウを多用する「麻辣」風味で知られる。代表的な料理には、「魚香肉丝」(細切り肉のスパイシー炒め)、「怪味鶏」(トリのスパイシーソースあえ)、「宮保鶏丁」(トリの賽の目切りと落花生の炒めもの)、「麻婆豆腐」、「夫婦肺片」(内臓の辛味のあえもの)、水煮魚(魚のスパイシーソース煮込み)などがある。
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